今、セキュリティソフトはその価格競争やサービス内容で日々競争している。ただ、その中からどのセキュリティソフトを選べばいいのか?それを引用しながら知らせていきたい。
Windows Vista
| マイクロソフトの新OS「Windows Vista」は、スパイウェア対策や不正侵入の防止など、安全面での強化も1つの「ウリ」だ。しかし、気をつけなければならないのはウイルス対策。実は「Vista」単体ではウイルスからPCを守ることはできない。つまり肝心なウイルス対策については、別途セキュリティソフトを用意しなければならないのだ。 現在のセキュリティソフトの主流は、ウイルス対策、スパイウェア対策、迷惑メール対策、ファイアウォール機能などを搭載した総合版。ソフトによってはフィッシング詐欺対策、有害サイトのアクセス規制機能なども搭載しており、「Vista」のセキュリティ機能と併用することで二重、三重にPCを守ることができる。 |
セキュリティZERO
| では、「BCNランキング」07年2月の月次データで、セキュリティソフトの販売本数シェアトップ10を見てみよう。1位はソースネクストの総合セキュリティソフト「ウイルスセキュリティZERO」で、販売本数シェアは16.2%だった。 「ウイルスセキュリティZERO」は同社のセキュリティソフト「ウイルスセキュリティ」から、1年という更新期限をなくしたもの。使用可能期限は対応OSの公式サポートが終了するまでで、現在「Windows XP Home Edition」を使っている場合なら、2014年4月8日まで使用できる。 通常版の価格は3970円と、同社のソフトにしては高価な部類だ。しかし2014年まで7年間使用したとすると1年あたり567円。この安さがユーザーの支持を得た理由のようだ。また、毎年「更新のご案内」ウインドウが表示されて振込みを迫られることない、というのもメリットだろう。 2位はシマンテックの「Symantec Norton Internet Security 2007(ノートン インターネットセキュリティ 2007)」で、シェアは1位と僅差の15.7%。 ウイルス対策、スパイウェア対策、迷惑メール対策機能のほかに、フィッシング詐欺対策機能を搭載。すでにあるフィッシングサイトのリストとの照合に加え、未知のフィッシングサイトも検出する技術を組み合わせ、より精度を高めた。 シマンテックは、年間販売数1位を獲得した企業を表彰する「BCN AWARD」のセキュリティソフト部門で、5年連続で最優秀賞を獲得している、いわば老舗のセキュリティソフトメーカー。そのためブランド力も高く、同社製品の信頼性、安全性を支持するユーザーが多いようだ。 |
ウイルスバスター2007
| 3位はトレンドマイクロの「ウイルスバスター2007 トレンド フレックス セキュリティ 優待 1年版 Vista対応」で、シェアは15.0%。「ウイルスバスター2007」はスパイウェア対策、迷惑メール対策、フィッシング詐欺対策、ファイアウォールなどの機能を搭載した総合セキュリティソフト。「優待」版とは、他社のセキュリティソフトや同社の評価版、プロバイダーのセキュリティサービスから「ウイルスバスター」へ乗り換えるユーザーを対象にしたもの。 「ウイルスバスター2007」は、1ライセンスで3台までのPCにインストールすることが可能。また、ホームネットワーク管理機能を活用すると同一ネットワーク上に存在するすべての「ウイルスバスター」を、リモート検索、ログ閲覧などのセキュリティ情報の表示、各機能の設定を相互に管理できる。そのためお父さんのPCから子どものPCのセキュリティ診断を行ったり、有害サイトへのアクセス規制の設定を行ったりできる。ただしインストールできるのは「同一個人、または同一世帯」のPCのみで、法人での利用や他人とのシェアはできない、という。 |
ウイルスキラーZERO
| セキュリティソフトといえば1ライセンスで1台、1年に1度有料で更新するもの、という「常識」があった。複数台PCを保有しているのならば台数分のセキュリティソフトを用意し、毎年更新手続きを行ったり、新たなセキュリティソフトを購入しなくてはならなかった。 しかし、この「1年間」という常識が崩れつつある。ソースネクストが06年7月に更新料無料の「ウイルスセキュリティZERO」を発売し、低価格で長期間使用できる料金体制を打ち出した。この安さにユーザーは飛びつき、そのためソースネクストは発売前の06年6月には14.2%だったメーカー別販売本数シェアを06年7月には25.3%までに押し上げた。 しかし、同業他社の反応は冷ややかだった。「業界全体が更新料無料という流れになるとは思えない」「(そんなに安くて)安全面は大丈夫なのだろうか」といった意見や、「OSのサポート期限が切れるまで、ユーザーをサポートできるのか」といった厳しい意見もあった。 ソースネクストは「海外で開発を行うことでコストを抑えているし、『ZERO』発売以降、弊社の売上げは2倍までに伸びた。また、これまでもっとも多かった更新手続きに関する問い合わせが激減したため、思わぬところでコストを浮かせることもできた」と話し、低価格でも長期スパンできちんと収益を上げることができ、長期間ユーザーをサポートできると強調した。 また、ソースネクストのほかにイーフロンティアも更新料無料の「ウイルスキラーZERO」を3月2日に発売した。直近の3月第2週(3月5日-11日)の週次ランキングではシェア2.0%で13位に登場している。今後、ソースネクストに追随するメーカーが増えるかどうかは不透明だが、「更新料無料のセキュリティソフト」というジャンルが認知されつつあるのは確かなようだ。 |
ノートン360
| こうしてソースネクストとトレンドマイクロが攻勢をかける中、それまで首位をひた走ってきたシマンテックの勢いが弱まっている。06年2月には41.5%あった同社のシェアは、07年2月には33.7%まで下落。また販売本数でもわずかながら前年実績を下回っている状況だ。 そんな中、シマンテックは新しいタイプの総合セキュリティソフト「ノートン 360」を3月23日に発売する。「ノートン 360」は初心者向けのセキュリティソフトで、「ウイルスバスター2007」と同様、3台のPCにインストールできる。 全般的な操作を簡単にして、初心者をメインターゲットにする一方で、データのバックアップ・復元機能を搭載したのも特徴だ。 このところ、デジタルカメラで撮影した画像データや音楽データを、PCにたくさん保存しているユーザーが増加している。シマンテックの木村裕之社長は「これまでのセキュリティソフトはインターネットの脅威からPCのみを守ってきた。しかしこれからはPCだけではなく、PCの中に保存しているデータも守っていきたい」と、データを消失から守ることもセキュリティ機能と位置づけ、バックアップ機能搭載の理由を説明した。さらにこの機能は、PCのHDD内やDVDなどのメディアを使ったものだけではなく、インターネット経由で同社の「オンラインストレージ」に接続してバックアップすることもできる。無料で2GBまでのエリアが利用でき、追加エリアを有料で使うことも可能だ。 通常版の価格は1万290円と少々高めだが、セキュリティソフトとバックアップソフト、データを保存するためのストレージが利用できることを考えればリーズナブルかもしれない。またそれぞれ個別に購入する手間を省くこともできる。データの保護まで守備範囲を拡大したセキュリティソフトで、今後シマンテックが新たなユーザー層を獲得できるか、注目したいところだ。 |
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元ネタ:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070315-00000010-bcn-sci
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